ベルリン初 BioおにぎりSHOP
Rice UP onigiri
とにかく半端ない数のbioのマーケットがあるベルリン。よくLPG Bio Marktなどで見かけて気になっていたビオのおにぎり、1個300円近くしたのでなかなか手が出なかったのですが、今回、思い切って店舗にお邪魔してみることにしました。
お店の所在地を調べたところ、地下鉄S8シューンレインストラッセ駅、とあります。本当にベルリンの地下鉄ホームのkioskで、おにぎりが売っていました。日本人なら、おにぎりとくれば味噌汁かお茶?と思っていたんですが、ここはkiosk的な役割を果たしていることもあって、ドリンクはチャイとコーヒー。日本人的にはええっ!!という組み合わせも所変わればありなんですね。
協同経営者の一人、アレブさんがお店のこと、おにぎりのことを話してくれました。
2011年に地下鉄のkioskにちょうど空き物件があって、rice upをスタートさせたそうです。アレブさん、以前はフォトグラファーとして世界を回っていたそうですが、あるとき仕事で東京に来た時に、見たこともない三角の食べ物と出会って、そのフレッシュさ、おいしさいに感動したそうです。
コンビニのものだったというので「それにはたくさん添加物が入ってますよ」と思わず伝えてしまいました。「なぜ、オーガニックでやろうと思ったんですか?」と聞くと「3人の娘がいて、娘には安心できるものを食べさせたいから。もちろん、bioの食材は高いです。でも、自分の仕事としてやったら、自分もたくさん食べるし、娘もたくさん食べることになる。そうしたらオーガニックでやるしかないよね?」とグッとくるお答え。
ヘビーに食べたくないヘルシー志向の女性を中心に、さくっと腹ごなしに買って電車に乗っていく男性の姿もチラホラ。
包装は日本のものと同じで、手を汚さずに簡単に開けられます。たまにアレブさんは、おにぎり片手に地下鉄に乗り込むそうです。1・2・3とスマートにフィルムを外せば、車両の目はあっという間に釘付け。おいしそうにおにぎりをほおばる姿そのものが、プロモーションになるそうです。
気になるおにぎり試食会です!しっとりやわらかく炊き上がった白米は、イタリア産のオーガニック日本米。フレイバーは6種類。左から
アボカドコリアンダーライム…アボカドをマヨでなくさわやかにライムで仕上げ。
シャケワサビ…日本人も納得の安心のおいしさ。オーガニックのシャケは本当に高いんです!
シャケプラム…人気商品。シャケにほんのり甘いプラムペースト+てりやきソース+チリでやみつきになるお味。
味噌ピーナッツ…日本の味噌にザクザクピーナッツを合わせて栄養価満点。
ゴマ&カボチャ…バターナッツではなくHokkaidoカボチャを使っています。
チリチーズ…クリームチーズとチリという組み合わせは完全にドイツ人ターゲット。
将来的には寿司や玄米おにぎりにも手を出したい!ということでした。
Author: Kumi Nagano
Photographer: Kodo Miura
Rice UP onigiri(ライスアップ・オニギリ)
U8 Schönleinstraße Station
http://www.rice-up.de/
他、LPG Bio Marktなどで購入可