ヨーロッパ最大手スーパーLidl、UKで洗剤の量り売りリフィルステーションを導入

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(Picture: Ady Kerry/PinPep)

欧州に住んだことのある人なら知らない人はいないであろうスーパーマーケットチェーンの「Lidl(リドル)」。ドイツ生まれのLidlは米国にも進出しているが、欧州においては27カ国以上におよそ1万店舗を構えており、欧州最大手として知られている。Lidlの特徴はなんといっても化学調味料等の添加物がほとんどの商品で含まれておらず、さらに安く売られていることだ。

そんなLidlがイギリスの中部キングスウィンフォード (Kingswinford)の店舗において、プラスチックを減らすために洗剤の自動詰め替え機を設置し、試験的に運用を開始していくことが発表された。そのシステムは、まず、チップが内蔵されている詰め替え可能なボトル洗剤を購入し、洗剤を使い終わったら、自動詰め替え機で洗剤を購入するというシンプルなものだ。洗剤はLidl自社ブランド”Formil”シリーズの4種類の洗濯洗剤から、選べるとのこと。

Lidlは、このシステムを導入することにより、1店舗あたり、2970本もの使い捨てプラスチック容器を減らすことができると見積もっている。また、容器が不要になることで、洗剤の価格も安く買い求めることが可能となり、地球と財布に優しいシステムとして注目を集めそうだ。

Translation and text by Norihiko Kawai