ユトレヒトのベジフェア / Vrij Van Veggie Food Fair

2017-10-17 · in トレンド・ニュース

オランダ、ユトレヒトで2017年10月6〜8日に渡って行われたベジやグルテンフリーのフェア、Vrij Van Veggie Food Fair。最終日の日曜に行ってきましたが、いくつか気になったものをレポートします。
www.glutenvrijveggie.nl

ユトレヒトの催事場、Jaarbeursにて。オランダ、ベルギーを中心に70あまりの出店。

matties 「精製された白砂糖や添加物たっぷりなグミやキャンディーの代わりに」
自身が潰瘍性大腸炎を患った経験から、健康な食に目覚めた創業者のElze Schaapが
「子供たちがCrazyにならないスイーツを！」と開発した
フルーツや野菜をメインに、ハニーやデーツを少し使ったTOOSのキャンディー。
アップルタルト、ストロベリー、マンゴーなどのフレイバー。
素朴だけど素材のおいしさがぎゅっと詰まっていて、かめばかむほど味がでておいしい。
www.tantetoos-suikerloos.nl

キノコのようにも見えますが、乳製品、卵不使用のローのボンボンショコラです。
ブルーベリー&ラズベリーとジンジャー＆ラズベリーの2種。
フレッシュオーガニックジンジャーとラズベリーのバランスがgood。

「他のところのスイーツは、小さくてもっと高いけど、あなたのはボリュームあるわね」

とプラントベースのシェフ、フードコーディネイターのナチェフめぐみさん（写真右）。

「それだとみんな満足できなくて、ヴィーガンをいやがるだろう笑。だから大きくしたんだ」
とイタリア人のLorenzさん。
ハーレム（土曜）、アムステルフェーン（火曜）などのマーケット出店しています。

大豆の代わりにヘンプシードを贅沢に使ったHEMPFU。
ヨーロッパで主流の豆腐は、木綿よりももっとぎっしりずっしりしたものが多く、炒め物などの調理でも型崩れしにくいですが、HEMPFUはさらにずっしり栄養が詰まった質感で、少量で満腹感が得られます。写真右は納豆。日本食材店で販売されているものは冷凍物がほとんどなので、なかなか貴重な存在。
www.hobbit.be

「忙しくて料理は得意じゃないけど、ヘルシーな食事をしたい」という人へ。
100%オーガニックの食材宅配サービスEko Menu。
オランダ含め、インターナショナルなメニュー構成で、どのメニューも30分以内で調理可能。
ベジタリアン、ヴィーガン、乳製品不使用、グルテンフリー、糖質制限などのオプションがあります。
www.ekomenu.nl

お花の手榴弾「seedbom」。
THROW IT GROW IT.　ゲリラガーデニングのススメ。
「アグリーな庭の人がいたらなげてやるといいわ。もしくは、美しくないなと思ったどこへでも。」
kabloom.co.uk

vandebron

食品以外の出店もあり、オランダ発の共有電力プラットフォームの「Vandebron」の人たちが来ていました。
一足二足先に電力自由化を取り入れているオランダですが、Airbnbみたいに農家さんから直接クリーンエネルギーを買うことができるシステムが「Vandebron」です。
郵便番号を入れると、いま使っている電力会社の金額と、その農家さんから買った場合にいくらお得なのかがピンク色で表示されます。
うちは光熱費が家賃に含まれているのですが、月額3-5euroくらい安くなりそうでした。
農家さんによって、風力、バイオマス、水力、太陽光発電などが選べますが、どの農家さんから買うか、顔が見えるのはいいですね。
通常大手電気会社に電気を買い取ってもらう場合は、競争の関係でかなり安い値段で買い上げられるそうですが、このシステムでは、フェアプライスを心がけているそうです。
vandebron.nl