アムステルダム発のダッチ・ウィードバーガーが、アメリカのリブカインドリー・コレクティブにより買収
アムステルダム発のベジバーガーのブランド、ダッチ・ウィードバーガー(Dutch Weed Burger)がアメリカの企業、リブカインドリー・コレクティブ(LIVEKINDLY Collective)に買収されました。
バックフィッツ(前に大きな荷物スペースがついた自転車)での販売からスタートした彼らは、イベント出店、提携カフェやレストランへの卸販売を経て、2017年には自分たちの店「THE DUTCH WEED BURGER JOINT」をオープン。コロナの煽りも受けましたが、通販に注力せざるをえなかったことで、結果的には大手レストランやスーパーマーケットチェーンにも流通させることとなりました。
この、コンブとクロレラ(藻の一種)を取り入れたDutch Weed Burgersは、オランダ国内で成功を収めましたが、次に目指す国際的なブレイクのためには、「スタートアップからスケールアップへの成長」が最大の課題となっていました。
そこで2021年10月、Livekindly Collectiveに買収されるという形で、全世界をスコープに入れるという目標を達成しました。
リブカインドリー・コレクティブは「プラントベースの生活を新しいスタンダードに」というビジョンを掲げ、投資会社ブルーホライズン・グループ(Blue Horizon Group)によって設立されましたが、2020年に創業して1年ですでに5億3500万ユーロ(約732億円)の成長資金を調達しています。
これまで、イギリスのアイスランドが展開するノーミート(No Meat)、南アフリカのThe Fry Family Food Co、ドイツのライクミート(LikeMeat)、スウェーデンのOumph!などの代替肉販売メーカー・ブランドを買収してきました。(ブルーホライズンは、アメリカのインポッシブルフーズ(Impossible Foods)や培養肉のモサミート(Mosa Meat)にも投資しています)
ダッチ・ウィードバーガーのマークと6人の従業員は、新しい会社に加わって、地域の材料で提供するためのネットワーク構築や、ウィードバーガー他プラントベースの商品の開発を続けています。